ニオイガメ

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ニオイガメ

ここは、ニオイガメの種類や魅力を徹底的に解説した専門サイトです。
ニオイガメを全く知らない初心者でも、充分な知識が得られるよう、有益な情報を分かりやすくまとめてみました。
当サイトを最後まで熟読して頂ければ、ニオイガメの知識は、一通り身につくと思います。
まずは、ニオイガメの種類、魅力、注意点などを解説します。

ニオイガメの種類

ニオイガメは、カメ目ドロガメ科ニオイガメ属の種類のミズガメです。
ドロガメの種類では、最小クラスの小型のカメになります。
ニオイガメ属は、次の4種類に分類されます。

ミシシッピニオイガメ

Common Musk Turtle
(Sternotherus odoratus)

カブトニオイガメ

Razorback Musk Turtle
(Sternotherus carinatus)

ヒメニオイガメ

Loggerhead Musk Turtle
(Sternotherus minor)

ヒラタニオイガメ

Flattened Musk Turtle
(Sternotherus depressus)

ニオイガメ属の4種類、それぞれを簡記すると…
ミシシッピニオイガメは、比較的大きくならず温和な性格とされます。
カブトニオイガメは、比較的大きくなり性格が荒いとされます。
ヒメニオイガメは、主に頭部が顕著に大きくなる傾向があります。
ヒラタニオイガメは、特に小型で平たくなる傾向があります。

生息地はアメリカの北東部、南部。カナダのオンタリオ州、ケベック州南部。
川や沼に生息し、初夏に複数個の卵を産み、冬には冬眠をします。
食性は雑食。特に貝類や甲殻類を好んで食べます。
昆虫、魚、水草なども食べ、人工飼料にも餌付きます。
ニオイガメの種類は、日本の環境にも適した魅力あるカメです。

ちなみにドロガメ科の最大種はスジオオニオイガメで、オオニオイガメ属に分類され、ニオイガメ属と種類が異なります。

ニオイガメの英名は「musk turtle」
臭いを出すことが由来して、ジャコウガメ(麝香ガメ)の別名があります。
ちなみに、ジャコウはジャコウジカの雄の腹部の香嚢(ジャコウ腺)の分泌物を乾燥した香料の一種です。
ジャコウは「musk」とも呼ばれ、ジャコウに似たり強い臭いの生物を「musk」や「ジャコウ」の名称が付される事が多いです。
(ジャコウネコ、ジャコウネズミ、ムスクローズ、ムスクシード、ジャコウアゲハ、マスクメロン、立麝香草など)
ニオイガメが「ジャコウガメ(musk turtle)」と呼ばれる所以です。

ニオイガメの魅力

ミズガメ、水棲ガメ等の種類のカメを飼いたい人は、ニオイガメがお勧めです。
ニオイガメは、初心者向けのカメで15cm程の大きさまでしか成長しません。
ずんぐりむっくりのムチムチした体型は、愛嬌たっぷりと言えます。

また、陸場や日光浴、紫外線ライト等に神経質になる必要もありません。
ニオイガメは紫外線要求が極端に低いので、それに伴う病気もほとんど無いのです。
エサは雑食性なので、市販の配合飼料にも餌付くので、生餌に苦労する事もありません。
そして、稚ガメの孵化率も高いため、繁殖も狙えます。

室内水槽で小型のカメを観賞したい…
という人には、とても魅力的なカメと言えます!

自衛のために放つ臭いが由来でニオイガメと言い、別名をジャコウガメとも言います。
臭いといっても、特に通常は臭いで困る事はありません。
刺激を受けた時に、特有の臭いを分泌すると言われていますが、通常は臭いをほとんど発しません。
ニオイガメの臭いを一度も感じた事がない、という人もいるくらいです。

水槽内をバタバタ泳ぐ姿や餌をねだる姿は、一種の癒しとも言えます。
ニオイガメの魅力は、何と言っても小型で臆病、それでいて迫力ある仕草です。
凶暴性も持ち合わせており、そのミスマッチが見ていて飽きが来ません。
とても魅力のあるカメだと思います。

水棲傾向が非常に強い種類で、陸場を造っても、ほとんど水に潜ってます。
熱帯魚水槽で観賞できる、というのも魅力の一つです。

ニオイガメの注意点

ニオイガメの管理には注意点もあります…
まずニオイガメは寿命が長く、長い年数を念頭に置く必要があります。
管理する上で、とにかく水を汚すので、掃除の工夫は必要になってきます。
そしてニオイガメは、性格が荒く排他性も強い傾向があります。
他個体に積極的に噛みつき、徹底的に痛めつける事もよくあります。

つまりニオイガメは、長期的かつ単独での管理が前提となります。
小型の種類ゆえに、安易に数を増やしてしまい、水槽が増え過ぎたり飽きたりして、持て余してしまう事が懸念されるのです。

当然、外国産の種類のカメですので、無闇勝手に日本の自然に放す事は許されません。
ニオイガメを含めたニオイガメ属の全種が、ワシントン条約で輸出入を規制されており、国内でも当然、種の保存法により規制が厳しく課せられてもいるのです。

よってニオイガメの管理には、綿密な計画と覚悟、情報収集等が必要になるのです。
管理に対する責任を自覚し、くれぐれも誤った認識や誤解をしたまま、間違った管理をしないように注意をして下さい。

当サイトでは、ニオイガメの種類、魅力、注意点を解説しつつ、少しでも皆様にニオイガメの本質を知ってもらいたいと思っています。

ニオイガメの種類と魅力
ニオイガメ(別名ジャコウガメ)
小型の種類なので初心者向け。
泳いだり餌をねだる姿が魅力。

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