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ニオイガメの飼育方法

ニオイガメの飼育方法を解説します。
餌や水槽レイアウトなど、飼育方法を各項目に分けて説明しています。
はっきり言ってニオイガメの飼育方法は、それほど難しくありません。
なるべく分かり易いように簡潔にまとめましたが、ここでの飼育方法はあくまでも例示です。
それぞれ個人に合った飼育方法を見つける事が飼育の醍醐味とも言えますので、ここでの飼育方法を参考にして皆様のベストな飼育方法を確立して下さい。

ニオイガメの飼育方法(項目別)

【餌】

基本的に、カメ用の配合飼料をメインに与えます。
生餌や肉類を与え過ぎると、人工飼料を食べなくなります。
ニオイガメは完全な肉食だと、誤った情報も見かけるので注意が必要です。
くれぐれも肉類中心の給餌だけの飼育方法はやめてください。
ニオイガメはもともと雑食性が強く、水草等も含めて食性は幅広いです。
副食は、乾燥エビや煮干(いずれも食塩等無添加のもの)、メダカ等の小型淡水魚、脂身の無い肉類(レバーや砂肝等)、ミミズ、赤虫、貝類(タニシ等)、甲殻類(エビ・ザリガニ・カニ等)、ミルワ―ム、昆虫(バッタ、コオロギ、ダンゴムシ等)が一般的です。
配合飼料は、栄養バランスが整っているので、配合飼料メインの飼育方法でも構いません。
配合飼料と副食の関係については、中級編のページを参照してください。
餌の量も「一回につき頭の大きさ程度」が基本とよく言われていますが、この情報もちょっと微妙です。
個体には成長差があるので、成長過程の肉付きで調整するのが良いでしょう。
太らせないように、後肢のつけ根あたりの肉が少しはみ出る程度で抑えて下さい。
生まれたての亀には毎日(出来れば1日2回以上)、甲長80mm程では週5~6日、それ以上で週4日位が目安です。
冬眠明けや産卵時には、生餌や肉類などを与えてもよいです。
拒食や偏食に悩んだ場合、生餌や肉類等を与えると悪循環に陥ります。
くれぐれも栄養面を考慮し、配合飼料に餌付けさせる飼育方法が無難です。
絶食等を様子を見ながら実施し、根気強く配合飼料に餌付けさせて下さい。
あと、ニオイガメの巨頭化を狙っている飼育者も多いです。
ニオイガメはタニシ等の貝類を好む傾向が強く、殻付きの貝類を常に与える事で、巨頭化が狙えると言われています。
一般に、ニオイガメは他のミズガメより噛力が強いのですが、殻付きの貝類等の硬い物の捕食により、アゴを含む頭部の発達が著しくなると言われています。
配合飼料を主食に、貝類を与える事が効果的かと思われます。
巨頭化については、中級編のページを参照してください。
餌は生餌や生肉、刺身を与えると寄生虫の心配もあることから、一度茹でたり冷凍してから与えたほうが良いという人もいます。
あまり神経質になる必要はありませんが、気になる人は控えたほうが良いでしょう。

【水槽レイアウト】

水槽レイアウトにより一概には言えませんが、最低でもニオイガメが反転・動き回れる環境が必要です。(当たり前ですね!)
あまり水槽レイアウトに凝ってしまうと、水換えの時に手間が掛かります。
また、隠れ場所が多いと、いつも隠れてばかりで飼い主に慣れてくれません。
ニオイガメは、飼い主に慣れてくると、餌をねだる様になってきます。
水槽レイアウトとしては、物が多い環境よりシンプルで清潔な飼育方法が理想だと思います。

【底床】

掃除の手間を考えると、ベアタンクの飼育方法をお勧めします。
底に何も敷かないとニオイガメが歩き難そうにしますが、とにかく糞の量が半端じゃないので、水槽レイアウトはベアタンクだと掃除が苦になりません。
もし、砂利などを敷く場合は、 糞などが底に溜まり過ぎないよう注意して下さい。
また、稀に砂や砂利を餌と一緒に飲み込み、器官に詰まらせる事もあります。

【水温】

ニオイガメは日本の四季に適応でき、年間を通して無加温での飼育方法が可能です。
しかし、低水温になるほど活動量や餌喰いが落ちますので管理が難しくなります。
環境の目安として活動期間中は24℃~30℃が適正水温です。
冬眠をさせる場合は冬眠のページを参照してください。
ヒーター使用の場合には、火傷防止の為のカバーを付けて下さい。
また、サーモスタットのセンサー部も噛みつく場合があるので注意して下さい。
ニオイガメは力が強く、隙間に入り込もうとするので、ヒータの持ち上げ等による「空焚き」など、水槽レイアウトに配慮が必要です。

【水深】

一般には、甲羅が隠れて首を伸ばすと鼻先が出る水深が理想と言われています。
しかし、何故それが理想の環境なのか甚だ不思議です。
しばしばニオイガメの種は、泳ぎが下手で溺れ易いという誤った情報を目にしますが、決して深さが原因で溺れるという事はありません。
水深は深くした方が良いでしょう。
水深が浅すぎて甲羅の一部が常に水から出ていると、甲羅の成長に歪みが出るので注意です。
当方の水槽レイアウトは水を多めに入れ浅瀬と深みをつくってますが、ニオイガメはだいたい一番深いところにいます。
息継ぎの時はバタバタ泳ぐか、浅瀬に掴まって息継ぎします。
この行動がある意味、魅力でもあります。
水深があると、ニオイガメの運動量も上がるので健康的です。
水槽レイアウトは水深を深くとり、水面近くに息継ぎ用の足場を作ってあげる飼育方法がオススメですね。

【水質】

pHなど気にする前に、糞や餌で汚れたら水換えです。
ニオイガメは肺呼吸ですので、pHや水道水のカルキは気にせず全換水でも平気です。
しかし、生物濾過をしている場合は、カルキ抜きをしたほうが良いでしょう。
水質が悪くなると、急に餌を食べなくなったり、陸に上がろうとします。
当方は月1回、2/3の水換えをしています。

【濾過】

濾過は無くても構いませんが、あるに越した事はありません。
水質に敏感な水草やエラ呼吸の魚と違い、ニオイガメは肺呼吸ですので、そこまで生物濾過に神経質になる必要はありません。
生物濾過よりもむしろ物理濾過を重視した濾過システムにしましょう。
とにかくニオイガメは、糞や食べ残しが多いので、濾過をすると水替えの頻度を少なくできます。
濾過は目詰まりしやすいので、濾過器は掃除のし易いものが良いでしょう。
濾過をして水は澄んで見えても、飼育水は硝酸塩の蓄積などで毒水となっていくので、水換えはどうしても必要になってきます。
水は流れが無いと腐りやすく水面に油膜も溜まりますので、シンプルな水槽レイアウトにして簡単で掃除のしやすい濾過やエアレーションで水に動きをつけつつ、小まめに掃除・水換えする飼育方法が理想です!

【陸場・流木・シェルター】

私の経験上、陸場は無くても特に問題は無いです。
有ればなお良しですが…
比較的、ニオイガメは日光浴を好む個体もおりますが、全く上陸しない個体も多いです。
まぁ、性格からくるものなので、生態的には陸場は無くても良いと感じます。
しかし、産卵の時は砂を敷いた陸場が必要となります。
産卵させる場合は、繁殖のページを参照してください。
ヒーター使用の場合は、故障等で飼育水が熱湯になる危険もあるので、水面から出ている部分があれば、カメが自発的に陸や水上の流木に退避できます。
また、ニオイガメは隙間などの物陰を好む傾向が強いので、水槽レイアウトとして植木鉢や流木などでシェルターをつくってあげると良く入り込みます。
隠れ場所が多い環境だと、隠れてばかりになりますが…
水面付近にそれらを息継ぎ用といて配置してあげても良いです。
ちなみに飼育方法のコツとして、流木は小さくても入れた方が良いですね…
流木入れておくと、水が格段に良くなりますから!

【照明(日光浴)】

一般的に、カメには日光浴の環境が必要になりますが、ニオイガメは紫外線要求が極端に低いです。
よって、紫外線を発生する照明も、無理して用意する事もないと思います。
全く日光浴をさせない飼育方法をしている、という人もいるくらいです。
まぁ、たまに日光浴で紫外線を浴びせてあげれば無難ですが…
熱中症になった場合は致命的なので直射日光には注意です。
夏の長時間な直射日光は絶対危険です…
思いついたときに軽く外で日光浴させてあげるのが良いでしょう。
紫外線については、中級編のページを参照してください。

【蓋】

水面と水槽の上部が近いと、蓋をしないと脱走します。
蓋をする場合、水槽内が蒸れる環境にならないよう注意して下さい。
ニオイガメは肺呼吸ですので、体調を崩しやすくなります。
また、アクリルやプラスチック、ガラス等の蓋は紫外線を吸収してしまうので、紫外線ライトを蓋の外に付けている場合は、その意味が無くなってしまいますので…
あしからず。


ニオイガメの飼育方法
ニオイガメの飼育方法はベアタンクが楽。
砂利等は敷かずに小さめの流木を多用。
流木の陰に潜んだり、息継ぎの足場にもなる。
同居の小魚類は序々に食べられてしまうが、非常食やスイーパ(掃除屋)としては重宝する。
ネオンテトラは群れて泳ぐので綺麗!


ニオイガメの水槽レイアウト
ニオイガメの水槽レイアウトは緑があると映える。
活着性の水草を利用して流木等に活着。
これならメンテナンスも楽にできる。
水草の緑は水槽にも映えるが、カメが食べたり、切ったりもする。
水草を使うなら安い種類を利用する事!

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